モリンガとは?「奇跡の木」と呼ばれる理由と、植物としての基礎知識 - ニシジマ農園

モリンガとは?「奇跡の木」と呼ばれる理由と、植物としての基礎知識

この記事でわかること

  • モリンガの植物としての分類と特徴
  • 「奇跡の木」と呼ばれるようになった背景
  • どの部位が、どう使われているか
  • 日本での栽培と、食品としての扱い

サプリメントの原料として名前を見かけることが増えた「モリンガ」。そもそもどんな植物なのかを、栽培している側から整理します。

この記事では、植物としての事実だけを扱います。

モリンガの分類と特徴

和名 ワサビノキ
学名 Moringa oleifera
分類 ワサビノキ科ワサビノキ属
原産 インド北西部とされる
分布 熱帯・亜熱帯地域で広く栽培
特徴 成長が速い。乾燥に比較的強い

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和名の「ワサビノキ」は、根をすりおろすとわさびに似た香りがすることに由来します。わさびとは別の植物ですが、同じ辛味成分の系統を持つためです。

特徴としてよく挙げられるのが成長の速さです。条件が合えば1年でかなりの高さまで伸びます。私たちの畑でも、春に植えたものが秋には収穫できる高さになります。

「奇跡の木」と呼ばれる背景

モリンガは英語圏で "Miracle Tree" と呼ばれることがあり、日本でも「奇跡の木」と紹介されます。

この呼び名は、次のような性質をまとめて指したものとされています。

  • 葉・莢・種子・根と、多くの部位が利用されてきたこと
  • 成長が速く、乾燥した土地でも育つこと
  • 葉に多様な栄養成分が含まれること

呼び名についての注意

「奇跡の木」は通称であり、公的な評価や認定に基づく呼称ではありません。特定の健康上の効果を示すものでもありません。

使われている部位

部位 主な利用
乾燥・粉末にして食品に。サプリメントで使われるのはここ
莢(さや) 原産地では野菜として調理される(ドラムスティック)
種子 油を搾る(ベンオイル)。水の浄化に用いられる例もある
わさびに似た香りがある。日本の食品としては一般的でない

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日本で流通しているモリンガ製品のほとんどは、葉を原料にしたものです。原材料名が「モリンガ」「モリンガ末」「モリンガ葉末」などと書かれます。

部位によって成分も扱いも異なるため、「モリンガ」とひとくくりにできない点は知っておくとよい部分です。

日本での栽培

モリンガは熱帯・亜熱帯の植物です。日本では沖縄や九州など、比較的温暖な地域で栽培されています。

寒さに弱いため、冬を越すのが難しい地域では一年草のように扱います。私たちの畑(熊本県上益城郡御船町)でも、毎年植え直しています。

西島 聖児
西島 聖児
ニシジマ農園 代表

春に植えて、夏のあいだにぐんぐん伸びます。収穫したら枝から葉だけを手で外して、ビニールハウスの中で乾かします。冬は寒さで枯れるので、毎年植え直しです。

1 収穫・選別 葉だけを手で外す 2 天日乾燥 乾燥機は使わない 3 粉砕 粉に挽く 4 打錠 圧力で固める 5 充填 自社で袋詰め 自社(ニシジマ農園) 協力工場に委託 自社
収穫から粒になるまでの流れ。栽培から加工・販売まで自社で行い、粉砕と打錠のみ熊本県内の協力工場に委託しています。

食品としての扱い

日本において、モリンガの葉は食品として流通しています。医薬品ではないため、特定の疾病に対する効果を表示することはできません。

製品としては、粉末(パウダー)、錠剤、カプセル、お茶などの形があります。形ごとの違いはモリンガサプリの選び方|錠剤・粒・パウダーの違い、「有機」と表示できる条件や産地の見方は有機モリンガと一般的なモリンガは何が違う?で詳しく書いています。

よくある質問

モリンガはわさびの仲間ですか?

別の植物です。和名の「ワサビノキ」は、根の香りがわさびに似ていることに由来します。分類上はワサビノキ科で、わさび(アブラナ科)とは異なります。

サプリに使われているのはどの部分ですか?

主にです。原材料名に「モリンガ葉末」と書かれている場合は明確ですが、「モリンガ末」とだけ書かれていることもあります。

日本でも育てられますか?

沖縄や九州など温暖な地域で栽培されています。寒さに弱く、冬越しが難しいため、毎年植え直す形が一般的です。

葉はどんな味ですか?

乾燥させて粉にしたものは、青い香りと軽い苦みがあり、抹茶に近いと言われることが多いです。錠剤の形では感じにくくなります。

「奇跡の木」というのは公的な呼び方ですか?

いいえ。通称です。公的機関による評価や認定に基づくものではありません。

まとめ

  • モリンガの和名はワサビノキ(学名 Moringa oleifera)
  • インド原産で、熱帯・亜熱帯で広く栽培されている
  • サプリメントに使われるのは主に
  • 「奇跡の木」は通称であり、公的な評価ではない
  • 日本では食品として扱われる
この記事の情報について
植物としての分類・原産・利用部位に関する記述は、一般的な植物学および食品としての流通実態に基づく記載です。
自社の栽培に関する記述はニシジマ農園の実作業に基づきます。
自社の栽培・製造に関する記述は、ニシジマ農園の実際の作業に基づく一次情報です。
製品の製造は一部工程を熊本県内の協力工場(有機JAS・FSSC 22000 取得)に委託しています。
本記事は特定の疾病の治療・予防を目的としたものではありません。
最終更新:2026年9月

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西島 聖児

西島 聖児

ニシジマ農園 代表 / 有機農業生産者

熊本県上益城郡御船町で、有機JAS認証を受けた畑でモリンガと菊芋を育てています。収穫した枝から葉だけを手で選別し、ビニールハウスの中で天日乾燥させています。原材料2つだけのサプリメント「NONケミカル™」を作っています。

Instagram @nishijima.farm

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